2019年3月2日土曜日

みなし労働制は悲惨でした。

働き方改革という名のもとに、裁量労働制を導入・拡大するのは、企業にとってはメリットあっても、労働者にとってはデメリットの方が多いと思います。

「理想の働き方」「本来の目的」と、いつもズレてしまうのが日本の悪いところ。

会社員である夫の給料がメイン収入の我が家にとって、政府が推し進める「働き方改革」は、結局労働者が損をする・・・家計が苦しくなりそうな働き方のような気がしてならないのです。昔「みなし労働制」で苦しんだ過去があるので、警戒しています。

今は職場も変わり、残業代も貰えるようになりましたが、家計管理が大変だった当時の「みなし労働制」の事は、一生忘れない。辛かった時の記録です

働き方 みなし労働制

みなし労働制で悲惨だった頃の話

不景気で、いろんな企業が、リストラや新入社員の採用を減らすなどの人員削減を実行。

夫の会社も例外ではなく「少数精鋭」という名の元に人員削減を行った後は、慢性的な人手不足となりました。

夫は、みなし労働制だったので、今まで複数人でやっていた仕事を1人でこなすことになっても、給料が上がる事もなかったし、残業代も支払われなかった。

仕事量が増えて大変になっただけ。

しかも、成果主義。できなければ評価が悪くなる。本当に悲惨でした。

成果主義も人員減も、時代の流れのようなもの。自分達だけじゃないんだから・・・と我慢。

  • 長時間労働を是正する。
  • 残業時間の削減。

言葉だけ聞けば、いい事のように思える。

だけど、そうは言われても、時間内にできないものは、どうあがいたって出来やしないんです。仕事の内容を見直して減らすか、人を増やす事をしなければ、結局、サービス残業が増えるだけ。

サービス残業がストレス

夫は、ずっとみなし労働制だったので、特に不満にも疑問にも思っていないようでした。

しかし、妻である私は、

タダ働きだなんてバカみたい
と、ずっと思っていましたよ。

そんな人と結婚したんだから仕方ないよね・・・と諦め、頑張るしかないと耐えました。

働いた分の給料が、みなし労働制という名のもとに、きちんと支払われないのも嫌でしたが、忙しくて疲弊していく夫を見るのが、一番嫌でした。

今は、職場を変わったので、残業時間に上限はあるものの、きちんと働いた分が貰えます。(但し、基本給下がって、キツいんだけど。)

過去の働き方から学んだこと

我が家は現在、給料&ボーナス激減で苦しんでいます。しかし、夫がみなし労働制だった過去の事を思えば、今の方が全然マシだと断言できる。

夫が、みなし労働制だったという過去があるから、「自力で何とかしないとなぁ・・・ジリ貧になったら嫌だなぁ・・・」という思いが強くなり、節約・貯金・投資でお金を増やす方法を追求するようになりました。

防衛本能が刺激されたという点では、デメリットばかりじゃなかったのかもしれません。また、「キツくても、あの頃よりマシ」と思えば、頑張れる気もします。しかし、絶対にあの頃に戻りたくはないと、心から思いますけどね。

参考:

みなし労働時間制 - Wikipedia

裁量労働制の概要 |厚生労働省

仕事は選べる、裁量労働制が嫌なら自分の条件に合う&よりよい職場に移るべきという意見もありますし、「人手不足」である間は、労働者側が、選ぶこともできます。

しかし、今以上に不景気になった時、弱い立場で・・・選り好みできるでしょうか。

この投稿は、アメブロで書いた投稿を移動したものです。https://ameblo.jp/setuyakulog/entry-12336366349

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